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2009年9月1日

薬物使用に関する見解とお願い

会員各位
『薬物使用に関する見解とお願い』

(社)音楽制作者連盟 理事長 大石征裕
会員サポート委員会 委員長 菊地哲榮

今般、薬物使用に関する2つの事件は、大きな衝撃であると共に大変、残念な事件であります。
社会、特に若者に対する影響力の大きい音楽業界の団体として、改めて、
真摯な気持ちでこの事件を受け止めなければならないと痛感しております。

私たちの使命は、音楽・エンタテインメントの感動を通し、若者達に夢や希望・勇気を
掴むきっかけつくりであり、若者達の限りない可能性への未来創りに貢献することであります。
しかしながら、薬物使用はその使命とは真逆で、
前途ある素晴らしい未来を若者達から奪ってしまいます。
社会混迷からうまれる寂しさ・虚しさ・孤独感、誤った格好良さ、イメージ想像の為、
間違った知識等・・・が原因で薬物使用に至ります。

その末路は悲惨です。

自分自身も家族も友人も周りの方々の人生も闇に陥れます。
ほんの少しでも手を出し、一時でも味わった快感は、ずーっと記憶の奥深くに残り、
苦しい時に必ずそこに戻るそうです。正常に回復するには
薬物使用期間の3倍の時間が必須だと言われております。

音楽制作者連盟としては、既に、NPO法人「国際薬物対策センター」の主催するイベント
“POWER OF ART PROJECT”へ後援していますが、更に積極的具体的な活動が必要であると考え、
現在、薬物関連当局に相談している処でもあります。
広報誌「音楽主義」をはじめ、今後は他業界団体とも連携を図り、
より効果的な啓蒙活動や教育活動に取り組むべく検討をしています。
近々、「薬物対策・教育セミナー(仮)」等のご案内をお届けする予定です。
是非、ご参加頂き、薬物への正しい知識、末路への悲惨さ、回復・リハビリの為の方法や諸機関、

関連当局との連携など基礎的知識を得て頂ければ幸いです。

最後になりますが、会員各位には、厳しい経済状況が続いていますがこのような世相の今こそ、
音楽・エンタテインメントの使命を果たす時ではないでしょうか。今回の事件を音楽業界そして、
社会全体の問題として捉え、実効力ある薬物使用防止対策に取り組みたいと考えています。
会員の皆様の意識喚起及びご理解とご協力をお願いいたします。