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セミナー
10.4/10.5/10.6/10.7

10月5日(火) 13:30-15:00
『(仮)アナログの千年、デジタルの千年』
デジタル技術とヒトとの関係を問い直す。

つながって、分かり合えば、平和になるのだろうか。
ぼくらのギガビットは命をかけて光るホタルの1ビットに勝てるのか。
なぜ少年ナイフはウケたのだろうか。
ぶらさがり健康機でけんすいはできるだろうか。
小澤征爾はなぜボストンを代表できたのだろうか。
パンクは今もカッコいいだろうか。
バナナにマヨネーズつけるとおいしいだろうか。
ギャル文字はデジタル文明をリードするだろうか。

そのようなことを問いたい。

中村伊知哉
中村伊知哉
(スタンフォード日本センター研究所長 国際IT財団専務理事)

■プロフィール
スタンフォード日本センター研究所長/国際IT財団専務理事
(社)音楽制作者連盟顧問、ロックバンド「少年ナイフ」特別顧問、NPO「CANVAS」副理事長、MITメディアラボ客員教授。ビジネスモデル学会理事、芸術科学会評議員、国際大学グローコムフェロー、AQUOSミュージアム館長、(株)CSK顧問。京都市出身。京都大学経済学部卒。'84年から98年まで、郵政省(電気通信局、放送行政局、通信政策局、大臣官房)にて情報通信行政や行政改革に従事。著書に『インターネット,自由を我等に』(アスキー出版局)、『デジタルのおもちゃ箱』(NTT出版)など。

10月5日(火) 16:00-17:30
『心にのこるCMソング〜それもJ-Standardです』
1972年、その時代に台頭してきた若い音楽家たちの才能をCM音楽の世界に活かすことを願い、ON・アソシエイツ音楽出版を設立。りりィ、クニ河内、大瀧詠一、山下達郎、坂本龍一、矢野顕子、鈴木慶一、宇崎竜童、矢沢永吉、南こうせつ……皆若かった。

CM音楽がCMのためだけに作られていた中、ふつうの「音楽」としてアーティストたちが発する表現を活かしていった。各時代々に広告プランナー、コピーライター、CF映像作家たちと音楽家たちとのコラボレーションから生まれた心にのこるCMソングを編集・構成して聴いていただきます。それは広告表現から生まれたJ-POP(J-Standard)として味わっていただけるものでしょう。現在、三木トリローから始まるCM音楽史を、「もうひとつのJ-POP 〜CM音楽50年〜」(スタジオジブリ「熱風」にて連載中)執筆中の田家秀樹氏を聞き手に迎え、制作にまつわる味わい深いエピソードも披露いたします。

大森 昭男
大森 昭男
((株)ON・アソシエイツ音楽出版 代表取締役)

■プロフィール
1962年 三木鶏郎「冗談工房」音楽制作部入社
1965年 桜井順(作曲家)のブレーンJACK 設立に参加
1972年 (株)ON・アソシエイツ音楽出版設立
1960年代後期より広告音楽の企画・制作を中心に音楽プロデューサー・ディレクターとして活動。音楽家を中心に映像作家・コピーライターなど現代の表現者たちとの連続した出会いのなかで、手仕事感覚の制作姿勢を大切に歩んでいる。

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